【イギリス大学院出願】イギリスの大学院の出願方法
イギリスの大学院の出願方法
そろそろイギリスの大学院出願の時期になってきたので、イギリスの大学院に出願したい方に向けて、基本的な日程と出願に必要な書類をついての記事を書いておきます。
・日程
※詳細は大学によります
10月上旬〜中旬頃 受験要項が各大学のウェブサイト上で発表
10月末頃から出願の受付開始
11月〜1月にかけて書類審査+面接(面接は現地に行けない場合はスカイプで受けられる学校もある)
1月中旬頃 書類審査の出願出願締め切り
2月末頃 ポートフォリオ(必要な場合)などの予備書類の締め切り+面接
定員に達していなかったり、常時出願を受付けている大学は、その後7月ごろまで出願を受け付けている場合もあります。
合格発表は、この日、という決まりはなく、offerという形で合格通知がメールで届いたり、登録したアカウントに表示されたりします。早く出願した人では年内にofferが貰えることもありますが、一般的には書類審査の締め切り(1月頃) 頃に合否が決まることが多いです。ちなみに私はポートフォリオ提出が必要な学科でしたので、面接時期が遅く(2月上旬くらい) offerを頂いたのは2月中旬でした。
イギリスの大学は、出願した順番に書類審査し、良いと思われたら合格します。なので、早く出願すればするほど合格する確率は高くなると言われています。なので早めの準備が大切ですね。(とはいえ、私が書類出願したのは12月末、ポートフォリオ提出したのは1月中旬くらいでした(^_^;))
また、offerにはunconditional offer(条件無し合格)と、conditional offer(条件付合格)の二つがあります。条件付き合格は、IELTS のスコアが足切り点に達していない場合に貰うofferです。この場合、大学が指定した期日までに足切り点を取るか、大学のコースが始まる前に開講されるプリセッショナルコースを受講すれば、unconditional offer が貰えます。そうでない場合は、offerが取り消しになり、入学できません。
・出願方法
最近ではどこの大学も、各大学のウェブサイトにその年の受験要項が記載されていて、ウェブ上で自分のアカウントを作って、その中の出願フォームに必要情報を記入していく方法が主流みたいです。(2018年現在)
日本みたいに、郵送で出願書類を取り寄せて、紙の書類に直筆で記入して、出願、とかしないんですね。そういえば何で日本ってこんなアナログなんだろう...(^_^;)
・出願に必要な書類
Personal statement (自己アピール文)
イギリスの大学院受験で、一番重要な書類。この文章の出来で合否が決まると言って過言ではありません。(ポートフォリオ提出が必要な場合は、そっちも割と重要ですが) 通常500 wordsくらいの分量で、3パラか4パラグラフくらいで書きます(学校によって文字数は異なるので注意)。 自分の経歴、大学での専攻、職歴、賞歴、ボランティアや部活等の活動、性格などを書きます。日本で就活する時の自己アピール文と似てますね。それから、どんなに英語力に自信があっても、最低1回は、(できればプロの)ネイティブに添削してもらう事を強くお勧めします。
CV/Cover letter (履歴書)
全ての大学では無いですが、提出を求められる場合があります。英語の履歴書の書き方は型通りなので、テンプレ通りに記入すれば問題ないと思います。
Reference (推薦状)
基本的にどこの大学でも推薦状1〜2通の提出は求められます。卒業/卒業予定大学のゼミや研究室の教授や指導教官、職場の上司などにお願いする場合が多いと思います。この時よくあるパターンは、基本的に自分で英文を書いた上で、先生や上司にチェックしてもらい、サインをもらうというやり方。いきなり「英語で、私の推薦状を全文書いてください!」って言われても「は?英語?」ってなりますからね(^_^;) 教授や会社員の上司だと忙しい場合も多いと思うので、最低限のマナーはあった方が印象は良いと思います。(英語ネイティブの教授に書いてもらえたら最高ですが、そうもいかない場合も多いと思うので...) 文字数はだいたい250 words程度が主流だと思います。最近では、推薦者が指定された大学のウェブサイトに直接ログインし、推薦文を書き込んで送信するシステムが多いと思います。(2018年現在)
大学の成績表と卒業/卒業見込み証明書(英文)
出願の時に必要でない大学もありますが、(もちろん選考に必須の大学・学科もあるので、受験要項をチェックして下さい)入学前に提出を求められる場合があるので必ず用意しておきましょう。日本の大学なら大抵どこの大学でも事務に言えば発行してくれると思いますが、郵送などの場合時間がかかったりしますので、早めに準備する事をお勧めします。
ポートフォリオとは自分の作品集のこと。専門、学科によっては提出が必須の場合があります。ポートフォリオの規格は学科によって違うので、受験要項をよく読んで、規格に合ったものを用意して下さい。(ポートフォリオ提出が必要な大学は、建築、デザイン、アート系が多いと思います)
IELTS のスコア
日本人としてイギリスに留学する場合は留学生枠になるので、IELTS のスコアが、学科が指定する足切り点に達してしないと入学できません。IELTS のスコア提出は、選考が終わり、conditional offerを貰ってから提出しても良い場合があります。大学が指定するプリセッショナルコースを受講する場合も、足切り点があることが多いので、指定されたスコア以上の点数が必要です。また、書類選考時にスコアの提出が必要な大学や学科もあります。(特にレベルの高い大学) 英語力は日本人にとって一番厳しい出願事項だと思うので、早めに対策した方が良いと思います。
以上、簡単ではありますが、これから大学院を出願する方の参考になればと思います。
それでは。
-トピック記事